1. 成績評価(Grading System)

レター・グレード(Letter Grade)

Aが一番良く、順にB、Cと続き、以下Dまでは及第、F(Fail)は不合格です。また、同じAでもA+、A、A-と細かく分かれていることもあります。

グレードの例
A+Extraordinary
ASuperior
BGood
CFair
DPoor

パス/フェイル(クレジット/ノークレジット)グレード

PassかFail(またはcredit/no-credit)で評価されます。限られたクラスに対してこの評価方法を選ぶことができ、この評定を受けられる単位数も限定されています。一般的には授業ごとに評価方法が指定されています。

2. その他の評価

W (Withdrawal)

クラス履修を取り消した場合に付きます。この場合は後述のGPAには影響しません。

I (アイ)または IN (Incomplete)

病気などでクラスを長期欠席してしまったなど、単位を取得するのに必要な条件を期限までに満たせなかった場合に、教授の判断で「未修了」という意味で与えられる成績です。1年以内に課題を修了しないとFやNC(ノークレジット)の成績になります。

EX

退学処分を受けた場合に付きます。(絶対にこれを目にすることのないようにしましょう!)

3. GPA (Grade Point Average)

GPAとは成績の平均を数字で表わしたものです。
各評定に対してポイントが割り当てられ、それにクラスの単位数を掛けたものの合計を総単位数で割ります。

成績ABCDF
ポイント43210

GPAが一定レベル以下(通常2.0以下)になるとアカデミックプロベーションになり、その後成績に回復が見られない場合、停学の警告を受けるので注意しましょう。(下記参照)

4. 大学からの表彰

学期GPAが一定以上の学生には、大学からHonor Scholarとして表彰されます。成績により「Presidential List」、「Deans List」などと呼ばれる成績優秀者リストに名前が載る栄誉が与えられます。就職活動時に履歴書にも記載でき、優秀な学生である証明となります。また卒業時にも成績優秀者は成績によりsumma cum laude, magna cum laude, cum laudeとして表彰されます。

5. アカデミック・プロベーション

GPAが一定未満になると、大学からアカデミック・プロベーションに処されます。 多くの大学では累積GPA2.0未満でアカデミック・プロベーションになります。フレッシュマンなど取得単位数が一定数に満たない場合には(例えば、取得単位数30単位以下)、累積GPAも1.7や1.5未満などさらに低く設定されている場合もあります。アカデミック・プロベーションになってから成績に回復が見られない場合は、停学処分を受けることになります。大学によって規定が異なりますので、大学カタログのアカデミック・ポリシーの欄で確認が必要です。