無事留学生活を終え、日本で新たな生活をスタートするために帰国する、事情があって留学途中でやむを得ず長期帰国を迫られる…等、理由は様々でも引越し作業は荷造りや手続き等で時間が取られます。チェックリストを作り、計画的に引越しの準備を進めましょう。

1ヶ月前

引っ越し会社選定

引越し会社によってサービス内容や料金体系が異なるので、いくつかの引っ越し会社を比較検討して業者を選定します。見積もりは荷物の量や業者の作業量等をもとに計算されます。米国内の引っ越しの場合、荷物が少なく、近距離に移転する場合、引っ越し用トラックを借りて自分で荷物を運ぶ方法もありますが、学生規則違反にならないようNCNアドバイザーに相談しましょう。

移動手段の手配

帰国、または引越し先が他州等遠く離れた場所にある場合には、フライト等の移動手段や、必要に応じて移動先での宿泊の手配も行います。

その他

  • 持病があり、引越し後引き続きに医師にかかる予定がある人は、現在かかりつけの医師や病院から医療記録(Medical Record、Dental Record)、レントゲン、処方箋の記録等を入手しておきましょう。
  • 時間を見つけて、身の回りのものを処分したり、荷造りを始めましょう。家具や電化製品等、大きな家財で現地に置いておくものは、個人売買等、売却先を探しましょう。
  • 移転先がアメリカ国内の場合は、下見で移転先を訪れる際に、あらかじめ銀行口座を開いておくと何かと便利です。

1~2週間前

荷造り

帰国の場合、引越し荷物のうち、帰国後すぐに使わないものを船便で先に送っておきます。

各種サービス解約

公共料金・携帯電話

携帯電話、電気・ガス・水道の光熱費、ケーブルテレビの受信料等、定期的に支払い請求があるサービスを受けている場合は、それぞれの業者へ解約の連絡をし、解約日、最後の支払い方法、支払い額を確認してください。

銀行

現在の銀行口座を解約し、新しい口座にお金を移します。アメリカの銀行から日本の銀行に送金することもできます。この際、引越し当日までに急な支払いが生じないように、計画的に行うことが大切です。
毎年、口座解約直前にパーソナルチェックやオンラインで銀行口座からの支払い手続きを行い、残高不足の為に支払いが不履行となり、卒業後に取り立て請求の手紙を立て続けに受け取る学生がいます。最悪の場合、各業者から 借金取り立て機関(Collection Agency)に取り立てが依頼され、クレジット管理会社に報告されてしまうことがあります。その場合、個人の信用履歴(Credit History)に傷が付き、将来アメリカで暮らす機会が生じた際、支障を来す可能性があるので気を付けましょう。
チェックを日本で換金する手段は非常に限られているため、米国のチェックは日本に持ち帰らず、米国で換金した上で日本に送金しましょう。

その他

  • 大学図書館の本で借りていたものがあれば返却し、また友人等に貸していた私物があれば返してもらうよう手配します。
  • アパートに住んでいる場合、オーブンの内部の汚れやブラインドの埃等もデポジットから修繕費として差し引かれることがあるので、入念に掃除しておきましょう。冷蔵庫付きのアパートに住んでいる場合は、冷凍庫の霜を取ったり、消臭しておいたりするとよいでしょう。

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帰国直前

住所変更届の提出

郵便局や大学に住所変更届を提出します。特に、移転後に卒業証書(Diploma)が郵送される予定であれば、早めに大学の担当部署に住所変更を届ける必要があります。毎年、大学に登録されている住所と異なるために卒業証書が届かない学生がいるので注意しましょう。

主な届出先:郵便局、日本国総領事館、IRS(税金申告に該当していた学生)

引っ越し当日

クローゼットや引き出し、棚、バスルーム等の公共の場所に忘れ物がないか確認します。重要書類や現金、高価なものは、引越し荷物の中には入れず、携帯して持ち運ぶようにします。既に銀行口座を解約している場合は、最後の支払いは銀行や郵便局発行のMoney Orderを利用するのもよいでしょう。寮の部屋、アパートの部屋をきれいに掃除します。寮の場合、チェックアウトの際にRAに転居先と連絡先、郵便物の転送先を通知します。アパートの場合、管理へ鍵の返却を行い、デポジットの返金方法を確認します。

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