スマートフォンは学生のみなさんにとっては生活必需品であり、無くてはならないものでしょう。アメリカでの賢い使い方を学びましょう。

1. 留学開始前に

基本的に日本で使用しているスマートフォンはアメリカでもSIMカード(キャリア情報の入ったICチップ)の入れ替えやeSIM(スマホの端末内に直接埋め込まれるSIMカードの形態のひとつ、機種により対応)にアメリカの電話会社の契約情報を読み込むことでそのままアメリカでも利用できます。

注意!!

SIMロックの解除手続きをしておく

SIMロック(契約している携帯会社以外のSIMを挿入しても利用できなくする機能)がオンになっている場合、SIMロックをオフにする手続きをしておきましょう。この手続きは契約している携帯回線の会社のマイページや窓口での届出が必要で、一定期間を要する場合があります。詳しくは各社HP等を参照し、早めに手続きしておいてください。

日本でアメリカのSIMカードを契約しておく

本機構では渡米時の空港などでのトラブル対策として、事前にアメリカで使用できるSIMを日本で契約しておき、渡米時に持参するよう指導しています。提携サイトとして月$30(最安プラン)で米国内通話と日本の固定電話への通話かけ放題などがついた下記のサービスをご紹介しています。詳しくは渡航オリエンテーション(出発約1ヶ月前に開催)でご案内します。

現地価格!日本で契約可能なアメリカeSIM/SIMカード・携帯電話サービス! | 海外携帯ICHIBA

アメリカのSIMカード・携帯電話サービス海外携帯市場では、アメリカの携帯電話・eSIM/SIMカードのサービスをご案内しております。 アメリカのネットワークを利用し、アメリカ現地基準の価格と現地日本語カスタマーサポートを提供しています。 渡米前にクレジットカードまたはデビットカード(日本発行のクレジットカードも可)さえあれば契約期間の縛りもなく契約でき、日本の自宅宛に無料でお届け、現地到着後はすぐにサービスをご利用できます。旅行・留学・進学・赴任などで多くの方にご利用

注意!!

国際ローミングは使わない

ソフトバンクの「アメリカ放題」などに代表される海外ローミングサービスについては、発信については問題ないものの、アメリカの電話番号が発行されないため、大学からの緊急連絡時にかけてもらえないなどの弊害があります。短期間の留学であっても、必ずアメリカの電話番号を取得するようにしましょう。

Wi-Fiのみの利用は不可

大学内ではWi-Fiネットワークが利用できますが、大学外では電話回線が必要になります。また近年、5Gネットワークの整備に合わせ、公衆Wi-Fiは減少する傾向にあるため、安価なプランでも必ず携帯キャリアと契約するようにしましょう。

アメリカ到着時

渡米時、アメリカ国内に到着したらSIMカードを差し替え、アクティベート(初回接続手続き)を行えば現地での通話やネット接続が可能になります。

注意!!

NCNに電話番号の届出を忘れずに

NCNでは緊急連絡用に各学生の携帯番号の届出を義務付けています。番号取得、変更の際には必ず届出をしてください。

※渡米時に上記の海外携帯ICHIBAで契約した場合は運営会社と情報共有をしていますので届出不要です。

2. 電話のかけ方

アメリカの電話番号は、(市外局番3桁)-(市内局番3桁)-(電話番号4桁) の計10桁で構成されています。

・携帯や市外にかける場合

上記の電話番号の頭に「1」をつけます。例)1-310-123-4567

・国際電話(日本にかける場合)

011-81-(市外局番の最初の0をはずした番号)-電話番号
例)03-1234-5678にかけたい場合 011-81-3-1234-5678

もちろん、LINEやSkypeなどインターネットを利用した通信アプリも利用できますので、家族や友人には日本同様のコミュニケーションが取れます。

・緊急電話(警察/消防/救急車)

この他、各大学のキャンパスポリス(大学警察)やRA(寮長)、NCNアドバイザーの連絡先(渡航時に案内)、NCN日本事務局など主要連絡先も登録しておきましょう。

注意!!

スマートフォンも貴重品という意識を

ご存知の通り、スマートフォンも高価な機器であり、盗難の危険のある物品です。取り扱いには十分に注意をしましょう。

  • 財布などと同様の意識を持ち、不用意に置き去りにしない
  • 対応している際は紛失時の位置情報通知、遠隔ロックの設定をしておく
  • 盗難にあった際に備えて、以下の対策をしましょう。
    • パソコンやクラウドなどに定期的にデータのバックアップをとる
    • 留学生保険適用条件を確認する
    • 購入時の購入内容情報を保管しておく