去る2023年8月13日(日)、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)において、卒業生同士の交流、また世代間、大学間での交流を目的としたNCN米国大学機構公式の同窓会「NCN米国大学機構33周年記念・大同窓会"ReBorn2023"」が盛大に開催されました。

同窓会を超えた
新しい交流の場として

一般的な同窓会は、当然ながら同じ大学や学校の各世代が集うものです。しかし、本機構の場合は大学や地域も多岐に渡ります。33年間の中では受入大学の顔ぶれや人気の大学も時代と共に移り変わっており、通算では100大学前後の受入大学(現在39大学)が存在します。ですから、大学が違えば出発前の研修を受ける同期を除くと現役学生の間に知り合う機会は残念ながらあまりありません。卒業生団体のNCN Alumni Association(NCNAA)が存在するものの、次々と新しい卒業生も生まれる中、この場が初めての出会いというケースも決して珍しくないのです。

今回の同窓会では、時間帯によって「地域/大学別」「業界別」「年代別」にテーブルを移動していただき、縦横のつながりを改めて作る試みがなされました。

卒業後、大企業に勤められそのまま着実にキャリアを重ねる方、世界でいくつもの企業を経営される方、医師として国際機関で活躍される方、日本の大学教授としてアメリカでの経験を伝えられる方、あるいは新卒としてまだ初々しい卒業生まで、台風の接近が伝えられる中でも100名以上の先輩にご参加いただきました。

現役学生も一部参加。先輩から名刺をいただくことも

就職対策合宿に参加した
現役学生の交流機会としても

1991年からスタートしたNCN米国大学機構の日本人学生受入制度は2023年で33年を迎え、世代の幅は親子ほども広がってきています。ちなみに今回の同窓会の最年長は1993年度入学生の卒業生の方でした。一方、夏休みを利用して就職対策指導を行う合宿が開催の前に4日間実施されており、参加した学生の一部は参加者あるいはボランティアとしてこの会にも残り、先輩たちと緊張しながらも交流しておりました。

就職対策合宿の指導風景

受入大学からもゲストが参加

今回の同窓会には、ご来賓としてネブラスカ大学カーニー校(州立)より、この秋から国際担当副学長に就任されるDr. Doug Biggs(画像)と、留学生オフィスで日本人学生のサポートをして下さっているDr. Satoshi Machida(町田教授・国際関係学)のご列席を賜り、Dr. Biggsにご挨拶をいただきました。

Dr. Doug Biggs (University of Nebraska at Kearney)

コロナ下で迎えた30周年の
"リベンジ"でもありました

本来、本企画は創立30周年の際に実施を予定しておりましたが、コロナ禍により中止の憂き目に遭っておりました。その後もコロナ対応については大変な時期が続いたものの、おかげさまで私たちNCN米国大学機構では33年の歴史を重ねることができました。30周年記念式典でお伝えできなかったすべての関係者の皆様にこの場を借りて心から御礼を申し上げます。

時を経て、NCN卒業生のお子様をお預かりする機会も少しずつ出てきました。卒業生の皆さんにも今まで同様、各種合宿やオンライン研修、インタビューなどを通じて、社会経験を現役学生に伝えていただくとともに、違う形でより積極的に指導に参加していただくことも検討しています。ご参加の皆さん、また今回は参加できなかったものの「次は行きたい!」と返信をくださった皆さん、誠にありがとうございました。

そして、受験を検討されている皆さんも、この素晴らしい(本当に素晴らしい先輩たちです!)アメリカの大学出身者の輪にぜひ加わってください。

(入学審査室長 堀 宏輔)

幻の?30周年記念ロゴ