NCN生にとってもまたアメリカ人学生にとっても、大学生活の基盤となる場所、それが大学寮(Dormitory)です。本機構の『日本人学生受入制度』で留学する学生は、原則として全員大学の寮に入ることが義務づけられています。

1. 寮の利点

  • 大学キャンパスの中にあって安全が確保されている
  • 多国籍の友人ができる
  • クラスや図書館への移動が便利で安全
  • 催し物やパーティー等、キャンパス情報の宝庫
  • 大学運営なので契約もスムーズ
  • ラウンジ等、人が集まりやすく、英語が伸びる機会に恵まれる
  • 学内カフェでの食事が確保されている

2. 寮生活の注意点

  • 寮は共同生活の場です。お互いに気持ちよく過ごせるよう、ルームメイトとルールの話し合いが大切です。
  • 規則正しい生活習慣を心掛ける
  • 部屋は定期的に掃除し清潔に保つ
  • 貴重品は鍵のかかる場所に保管する
  • 部屋の鍵は常にかけておく

3. 寮の契約、更新

留学生は、学期と学期の間の住居確保のため、以下の契約期間のうちアカデミックイヤーか通年の契約タイプを選びましょう。

※大学によっては契約期間が予めルールで定められている場合があります。

  • 学期毎
  • アカデミックイヤー(秋学期開始時~春学期終了時)
  • 通年(12ヶ月)

以下の期間は、寮の開/閉館、カフェテリアの営業、荷物の預かりが大学により異なります。ハウジングオフィスで確認しましょう。

  • 春学期終了~夏学期開始までの期間
  • 夏学期終了~秋学期開始までの期間
  • 学期途中の休暇期間(感謝祭、春休み等)
  • 冬休み

多くの寮では、友人等の特定の学生をルームメイトにリクエストすることができます。申請は書面で行いますが、まずはそのようなアレンジができるかどうかをハウジングオフィスにたずね、手続きの方法を確認しましょう。

4. 寮での問題

ルームメイトとのトラブル解決は

以下の点に注意して、話し合いの機会を設けましょう
  1. 衝突が生じた際、自分は何に対して相手に不満を感じているかを分析しましょう。これが不明確だと相手に自分の考えが伝わらず、相手に感情をぶつけるだけに終わってしまう可能性があります。
  2. 話すときは感情的にならず、相手に自分の考えを明確に伝えましょう。
  3. 問題を明確に伝える自信がない場合、RAの助けを借りることも考えましょう。
STEP
1
RAに相談して仲介を頼みましょう

STEP1で解決しない場合は、RA(寮長)に相談してみましょう。RAは上級生や大学院生で大学からの選考を経て寮長を任されている学生で、頼りになる存在です。困った際には遠慮せずに相談しましょう。

STEP
2
NCNアドバイザーに相談しましょう

それでも解決しない場合は、NCNアドバイザーに相談して解決手段についてアドバイスを得ましょう。RA/NCNアドバイザーに相談する際も、STEP1の注意は忘れないようにしてください。

STEP
3

部屋の修繕が必要な場合は

ハウジングオフィスに申し出ます

ハウジングオフィスのHPや大学マイページに依頼フォームがある場合がほとんどです。まずはハウジングオフィスHPを確認してください。

STEP
1
RAやNCNアドバイザーに相談しましょう

解決しない場合は、RAやNCNアドバイザーに相談して解決手段についてアドバイスを得ましょう。

STEP
2

・大学によっては留学生オフィスが窓口として対応してくれる場合があるので、確認してみましょう。
・手順については各大学のStudent HandbookやハウジングオフィスのHPで確認してください。

別の寮に移りたい場合は

事前にハウジングオフィスのHPをチェック

申し込み期間や手順、手数料の有無について、ハウジングオフィスのHPでチェックしておきましょう。また、契約期間がいつまでなのか、大学のマイページなどで確認しましょう。契約期間を全うしないで移転した場合、キャンセル料など違約金が発生する場合がありますので注意してください。

STEP
1
大学マイページから申し込む

ほとんどの大学では、寮の移転手続きについて大学マイページ上で行えるようになっています。不明の点はそのままにせず、ハウジングオフィスに確認してから契約しましょう。

STEP
2
NCNへの届出も忘れずに

移転した際には、NCNアドバイザーへの届出を忘れないようにしましょう。

STEP
3

寮外への転出を希望する場合

寮外への転出には学生規則で条件が設けられており、リスクもあるため慎重な検討が必要です。詳しくは学生規則のページを参照してください。